連載
□2人の関係
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「リョウ、いつまで寝てるの!?はやく起きなさい!!」
部屋中に響きわたるような怒鳴り声が、いつものようにきこえる。
「…zzz」
それでもベッドに横になっている彼は起きない。大きないびきをたてて眠っている。
「リョウ!!」
「んご〜…。」
「くぅおらぁ!!」
―ズドーンッッ―
それは一瞬の出来事だった。ベッドに横になっていたはずの彼の頭は、“100t”と書かれたハンマーにつぶされている。
「か、香ちゃん…。も少し優しく起こしてくれたっていいじゃない…。」
かろうじて生きているような細い声が、ハンマーの下から聞こえた。
「あんたが起きないから悪いのよ!さっさと着替えて朝食食べなさい。」
ボーイッシュヘアの美女は、そういって寝室から去っていった。
彼らは裏の世界でNo.1といえるほどすご腕のプロのスイーパー、ひとよんで“シティーハンター”。
新宿駅東口の伝言板に“XYZ”と書くのがシティーハンターへの依頼方法だ。しかし依頼をうけるのは依頼人が美女の場合のみ。
時間がなくてここまでにしちゃいました(汗)
また近いうちにのせるのでお許しを!!