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□気づかぬ想い。
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―ガチャ



「晋助。」




「どうした万斉。ノックもしねぇで」



部屋に入ってきた男を見る事なくキセルを吹く。



「…晋助。今日はあの娘は来てないのでござるか?」



「知らねぇよ。アイツはいきなり来て気づくといなくなっちまってるような奴だ。」



再び煙を吸うと月を見上げながら高杉は言った。


「いいのでござるか晋助。」



「何がだよ」



「あの娘は天人でござる。それに白夜叉の…」



万斉は途中まで言うと喋るのを辞めた。



「ククク……。なぁ万斉」


高杉はようやく目を合わせた。





「アイツに惚れたかぁ?」



「…………。」




高杉の言葉に少し反応を見せたが、すぐに冷静を保つ。




「それはお前でござろう。」



「クク…アイツはなぁ、俺の玩具だ。誰であろうアイツを渡しゃしねぇ。殺すまでだ。銀時でも…お前でも」




キセルを吸うと煙を吐いた。






「………ふ。晋助もロリコンでござるな。」







「………お前もな」




ガタガタ


「晋助!!遊びに来たアル!!!」


噂をすれば何とやら
桃色の髪をした少女が入ってきた



「お前どこから入ってきてんだよ」



「ん?窓アル!!!それよりさっきくしゃみが止まらなくて死ぬかと思ったネ!!!」



「クク…。お前が悪さばっかしてっから誰かが悪口でも言ってたんだろ」










END

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