REBORN! 雲雀夢




雨の日の応接室

そこは幸せを運んでくれる場所でした




いつものように、静かなここ,応接室には雲雀さんと私の二人

雲雀さんが咬み殺しに行くばかりで机の上は書類の山です

その後苦労するのは雲雀さんではなく、私と草壁さんなんですよね

元々雲雀さんがやらなければいけない少なかった仕事を、何も手をつけないから増えていったそれを書類整理に慣れていない私と草壁さんが片付けないといけないのです





「はぁ…──」


疲労感があらわになっている溜息

それの所為か、草壁さんが気を使ってくれたようです

「少し休憩をとるか?」

だけど私は皆の恐れる風紀委員なのです!

だからそんな私が弱弱しいところを見せたくはありません

それに…──

だから、私は優しく問いてきた草壁さんにありがとうございますと言いました

「もうちょっとなのでまだ頑張ります!」






「はぁ−…っ、何故にこんなに私は眠いのでしょうか」

授業と授業の間の10分間休み、私は獄寺君と一緒に教室移動をしていました

丁度、次の授業は近くの教室で行う美術

嬉しいんですよね、こうやって移動教室の時にその教室が近いと

「んなもん知るかよ、どうせ昨日の夜どっかの男と遊んでたんだろ」

「んなっ!
 私はそんな女じゃないですっ!」

「痛っ、おい教科書で叩くなって」

「ったくも−…、はぁ…─」

「でっけぇ欠伸」


五月蠅いです、獄寺さん

あ、はしたないですからちゃんと口内を見せないように手でおさえましたよ?

「…次の授業で眠っちゃいそうです」


全部雲雀さんの所為なんですよ





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