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□拍手文@
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《男の子目線。恋に落ちた編》
サスケ×サクラ
(あいつ、けっこう可愛いな・・・)
日の当たる教室で一人そう思う。
髪は珍しくピンク色。
瞳なんて翡翠色をしている。
接点など欠片もないけれど。
端の席から見えるピンク色の髪は俺の心を踊らせる。
この気持ちはなんだろう?
「・・・フッ」
真面目にそんな事を考えている自分が面白くなって笑った。
すると、
「・・・サスケ君」
目の前にはピンク色の髪した彼女が。
「・・・なんだ?」
照れ隠ししながらそう答える。
でも真っ赤な顔は隠れちゃいないだろう。
「今日から隣の席だから・・・宜しく。」
隣・・・
そういえば朝担任の銀髪がなんか言ってたな。
「誰かシカマルと席交換してくれるやつはいねーか?」
「・・・私でよければ変わります。」
今日シカマルが怪我して前じゃなきゃ無理になって・・・あぁ、あれ、あいつだったのか。
興味がなさすぎて全然気づかなかった。
そうか・・・隣なんだ。
接点がやっとできた。
"この気持ちはなんだろう?"
それがもうすぐわかるはずだ。
「宜しくな。サクラ」