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□愛の特別授業!?
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愛ってナンダ?


*愛の特別授業!?*



「なぁ母さん」


「ん〜?どうしたの?」


「俺はどうやってできたんだ?」


そう聞いてきたのはサクラの息子、うちはサカキ、18歳。サスケ譲りの髪色にサクラ譲りの性格でかなりモテる。


「えっ?な、なな何でそんな事聞くの?」


「噛みすぎだろ。いや、さっき姉貴達がどうしたら子供ができるのか話してたから」


「姉貴・・・"達"?」


「うん。火影様とラン、それからカスミ姉とユウキと姉貴。」

サカキが話した人物は、
犬塚ラン。キバとヒナタの娘でおとなしめな18歳。

日向カスミ。ネジとテンテンの娘でお転婆な20歳。

奈良ユウキ。シカマルといのの息子でやんちゃな18歳。

うちはサキ。サクラとサスケの娘でクールな20歳。
・・・以上木ノ葉のルーキー達の子供である。



(あれ・・・)


もしサカキの言うとおりのメンバーで集まっていたとするならば、一人おかしなやつがいる。


「サカキ、あんたいつものメンバー以外に"火影様"がいるっていった?」

「うん。今火影室で深ーい、濃ーい話でもしてるぜ、きっと。」


「あんにゃろ・・・」

サカキがニヤリとしたことにサクラは残念ながら気づかなかった。










「ナルトーーーー!!」


火影室のドアを自前の怪力でぶっ壊したサクラの目の前には・・・



「サスケ・・・君?」


子供の前で話をするサスケの姿が。


「何、やってんの?」


「何って、大人の階段の登り方を教えている。」

「サスケ君?」


「もう"コウノトリさん"で誤魔化せる歳ではないんだぞ?」


「いや、確かにそうだけど・・・」


「だから、こうやって集めて教えてるんじゃないか」


「いやいや、誰も教えてほしいなんて頼んでないよね・・・?」


「「「「「頼みましたーー!!」」」」」


本当に二十歳前後なのかと疑問に感じる返事がサクラに返ってきた。


「いや、でもそういうのは生きてるうちに身を持って体「じゃあ、今から見本でも見せるか?」


「はい?」


そう言ってサスケがサクラの服に手をかけようとした瞬間―


「あっれー?こんなとこで何してんの?子供達集めちゃって。」

銀髪カカシと

「本当だってばよ!ここは俺の部屋なんだってば!てか、ドア破壊されてるってばよ!!」

金髪火影が入ってきた。

そしてこの状況に、

「・・・チッ」

苛ついている黒髪と、

(ほっ・・・)


安心している桜髪であった。









その帰り。

火影に忍道を教わるといって子供達はそのまま火影室に残った。


「サスケ君、なんであんな事したの?」


気まずい空気の中、サクラが聞いた。


「ただ単にもう解禁ねんれ「なんでもない!」


サクラは拗ねて、サスケよりも先を歩いた。


「おい」

(サスケ君のバカ・・・変態!)


「サクラ!」

(サスケ君なんてもう知らない!)

サクラが走り出そうとする前にサスケの手が伸びた。
サクラはすでにサスケの腕の中。

「サスケ君っ!?」

後ろから抱き締められてるからサスケの息が耳に当たってなんだかこそばゆい。


「愛してる」


「サスケ君・・・」











「今、見たかよ?」

「あぁ。見た見た!」

「あれが"愛"なんだな」

「「「「うんうん」」」」


こっそり後をつけてきた子供五人がサスケに睨まれるまで、後少し。


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