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□青春白書
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日々、青春なり。
*青春白書*
「いくぞリー!!!!」
「ハイッ!!!!ガイ先生っっ!!!!」
彼らは、毎日が青春な木ノ葉一の熱血コンビである。
「もう、いい加減にしてよね。」
「本当だ・・・・」
そして、それを呆れながら遠くで見守る仲間はネジとテンテン。
「でも逆に中途半端に熱血されるよりはマシかもねっ!!」
「・・・・あ、あぁ。そうだな。」
熱血は時に効果的に、時に邪魔になる。だが、彼らはそれをカバーする術を知っている。
だから、あそこまで”青春”できる。
・・・・・疎ましいのに変わりはないのだが。
だから仲間達は呆れながらも彼らとともに行動する。
心の中では尊敬さえしているのだ。
そんなガイ班のとある1日。
「先生!!!今日も青春フルパワーで行きましょう!!!」
「そうだな、リー!!じゃあ今日は任務先まで一日で行くぞっ!!!」
「いいえ、先生。半日で行きましょう!!!」
そんな二人に・・・
「・・・はぁ」
「無理に決まってるでしょう!!」
「「ホント、いい加減にしてよね(ろ)!!」」
ネジとテンテンはキレた。
「先生・・・あの二人、怒ってますよね・・・」
リーが有り得ないほど小さな声で聞く。
しかしガイは、
「ハッハッハ!リーよ、男はたたかれて強くなるもの。これめ修行だと思って耐えるんだ!!!」
そう言って自慢の白い歯を見せ、ガイスマイルをした。
「そうですよね!!しゅんとなってちゃ駄目ですよね!青春フルパワーですっ!!!」
「ハッハッハ!!そのいきだ!リーよ、夕日に向かってフルパワーで行くぞっ!!!」
「はいっ!!先生!!!」
それをみていた二人は、
「・・・はぁ」
「いやだから、無理だって」
「「ホント、いい加減にしてよね(しろ)!!!」」
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