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□pride meeting-乙女篇-
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*いの×シカマル*
「ちょっと、あんた文化祭副委員長なんだからちゃんとやりなさいよ」
「・・・めんどくせぇ」
シカマルといのは来月に控えた文化祭の準備の為、二人で教室に残っていた。
シカマルは副委員長、いのは委員長である。
「今日やったアンケートの結果でウチのクラスの出し物が決まるんだから、しっかり集計してよね。」
「んわかったよ、やりゃいんだろ」
「その通り♪」
いのがそう言ってから2分たったころ、
「出たぜ、結果」
「何になったの?」
「皆さん、"劇"がいいんだとさ」
「えっ?劇?」
「ほらよ」
シカマルが見せたのは"劇"と書かれた紙の束。
ほとんどクラス一致である。
「劇ね〜」
「めんどくせぇ。楽なのが良かったのにな・・・」
「しょうがないでしょ?クラス一致なんだから。」
「お前、いれたのか?」
「私はホストクラブよ。だって見たいじゃない?サスケ君のホスト姿。」
「おいおい、彼氏の俺を差し置いてサスケかよ。」
「・・・でも、良いわ〜劇。ねぇ、シカマルはやるならなんの劇やりたい?」
「めんどくせぇからやりたくねぇけど、敢えて言うならシンデレラだな」
「シカマルがロマンティックだなんて知らなかったわ。」
「別にロマンティックとかじゃなくて、ただシンデレラが変身するとこが好きなだけだ」
「それがロマンティックってゆーの!」
「お前は?」
「え〜とね、私は眠り姫かな〜ほら、最後の王子様のキスで姫を起こさせるとこが・・・」
「ふ〜ん、キスで起こされるのがね〜」
シカマルがニヤリとしたのを勘のいいいのは見逃さなかった。
「あんたまさか・・・」
「さっき彼氏の俺よりもサスケの方がいいっていったよな?
「言ったけど・・・」
「それに今日はもう教師たちも帰ったみたいし・・・」
「ちょっと・・・」
「いただきます」
「いやぁぁぁ!」
その後いのの悲鳴を聞きつけ教室に入ってきたアスマがシカマルに物凄い形相で睨まれた事は、いのとアスマしか知らない。
「シカマルったら中断されたからって副担任を睨まなくても・・・ねぇ?」
「「「うんうん」」」
「で、次はヒナタね。」
「うん。こないだね・・・」