短編集
□Twin
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「千明、重い。俺、これでも腰痛いの我慢してんだけど……それに、順番的に次にタチをやるのは俺だろー?」
千明は千尋を押し倒してまたがると甘えるように胸に顔をうずめる。
言葉では嫌そうにする千尋だが、無理やりどかそうとはしなかった。
「だって千尋を喘がせるの好きなんだから仕方ねぇじゃん」
体を起こす千明。妖美に微笑むその顔は毎日見ているとはいえ千尋の心を揺さぶらせた。
「…そっくり同じ言葉を返すよ。俺の楽しみとるな」
小さくため息をつき、髪をかきあげる。
横目で見上げるその姿は千明より少し大人な色っぽさが見えた。
「千尋、愛してるよ」
「俺もだよ、千明」
2人は再び口付けを交わす。
羽柴 千明
羽柴 千尋
学校でもイケメンで有名なこの2人の愛は計り知れない。