ぎゃぐまんが日和
□寝癖の神様
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『あっ、おはようございます曽良さん♪』
「・・・おはようございますえりかさん」
『あ、曽良さん寝癖がついてますよ?』
「・・・どこにですか?」
『もう少し左です!あ、もう少し
手前の・・っ』
「・・・えりかさん分かりません。はい」
『えっ///?』
頭を軽く下げる曽良さん
こ、これって
私に直してって事ですか///?
恐る恐る手をのばし
寝癖を触る
『・・・』
サラサラしてる///
細い絹糸のような髪
私のより綺麗・・・///
「・・・えりかさん?」
『っ・・・は、はい?』
「まだとれないんですか寝癖?」
『あ、いや///
ご、ごめんなさい!
もうとれましたよっ!!!』
「?」
不思議そうに見つめる曽良さん
『つ、つい見とれてしまって///』
あ、
なにいってんだ私・・・|||
「え?」
『い、いえ何でも』
よかった聞こえてなかったみたい
「・・・何に見とれたんですか?」
『ふぇっ///!!?』
「何ですかその情けない声は」
『き、聞こえてたんですか///!!?』
「勿論」
やぁぁぁあ(´Д`)
恥ずかしすぎる///恥死恥死!!!
「質問に答えてください」
『・・質問?』
スッ
『っ・・・///』
優しく顎を持ち上げられる
「何に見とれたんですか?」
『そ、それはっ・・・///』
綺麗な目鼻立ち
絹糸のようなおぐし
透き通った瞳
つまり
貴方に見とれたんです。。。
『そ、曽良さんの髪・・・・っと・・・
曽良さんに見とれました///』
「そうですか・・・」
グイッ
『・・・っ!!?』
2人の唇が重なる
『・・・っ/////』
「キスの時くらい目を瞑って下さい///」
『っ・・・す、すみません///』
突然の出来事に
驚いて瞑るのを忘れてしまった
恥ずかしさに
顔を下げるとまた顎を持ち上げられる
「次はちゃんと瞑って下さいね」
『っ・・・は、はぃ///』
遠くから見つめていた貴方がここにいる
話をするので精一杯だったのに
今、貴方の温もりを感じる
寝癖の神様ありがとう。
endΦωΦ