狂愛、歪愛
□アイ
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「い、やっぁぁあぁぁあ!!!!!」
「.....」
歪んだ顔に全身が奮える
「ぃゃぁ...ぁあやめて...!
なんでこんなこと...」
「知ってたか?これも..愛なんだぜェ?」
そうだ、
俺の好きな
アカがいっぱいあんじゃねーか
アカに満たされた世界...
それが愛だろ?
「ぃゃ、....愛なんかじゃ...ない」
「あ?」
「あな..た...
狂ってる...っあぁああ゛!!!」
ズサッ
「....愛じゃねーならなんなんだよ?」
「....っ!!!」
「....なに我慢してんだよ?
もっと声出せよ?叫べよ?」
「....っ、ぃたぃよ...飛段..っ」
「...知ってたか?これも愛なんだぜェ?」
ズシャッ
「....ぁぁあっ!!!」
瞬く間にアカに染まるセカイ
「ゲハハハハッ!!!もっと叫べ!!
ハハハハハハハハハハハハ」
「飛...段....?」
「....なんだよ?」
またどーせ
バケモノ扱いするんだろ?
狂ってるって言うんだろ?
「飛段...ありがとう...」
「..っ?」
予想外なことばに
白い体を切り裂く行為を止める
「ありがと..う...
愛してくれて....飛段の愛..ちゃんと
伝わってるよ...?
私の愛は....コレ///」
ギュッ
「っ!!!」
アカに染まった顔に浮き出る唇に
触れるだけのキスを落とす
「っ...可鈴....?」
「なに?」
「俺が....俺の事が怖くないのか?」
「...何で?だって...これは
飛段の愛なんでしょ?
だったら...全然怖くないよ..?」
「そうか...ハハッ」
そうして
また裂く行為を始める
アカにアカに染まる染まるセカイ
やっと、みつけたアイのカケラ。