恋人は専属SP
□海空/広末そら
1ページ/1ページ
『海空』
水面が揺れて
穏やかな時間が過ぎる
隣には愛しい人
一面の海原を見て
君は言う
「一面のそら」
「空?」
不思議に思って君に問う
君は頷いて言う
「空の色は海の色が太陽の光に反射してる色なんだって、何かで読んだことあるの」
「だから、海が空の色?」
「うん」
「俺もこんなに広くて大きいかな?」
「末広がり…」
「シャレ?」
クスクスと二人で微笑みあう
「そらさんにピッタリだと思う」
「そっか」
君が言うならそうなんだろう
自分の名前も悪くないって
そう思えた。
end