恋人は専属SP

□海空/広末そら
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『海空』







水面が揺れて

穏やかな時間が過ぎる



隣には愛しい人



一面の海原を見て




君は言う







「一面のそら」






「空?」



不思議に思って君に問う





君は頷いて言う



「空の色は海の色が太陽の光に反射してる色なんだって、何かで読んだことあるの」





「だから、海が空の色?」



「うん」



「俺もこんなに広くて大きいかな?」




「末広がり…」




「シャレ?」



クスクスと二人で微笑みあう




「そらさんにピッタリだと思う」





「そっか」





君が言うならそうなんだろう



自分の名前も悪くないって


そう思えた。








end

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