インディゴの夜

□INDIGO・3
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「泣きつかれて寝ちゃったわね」


「店長、このこ親に売られたってことは家がないんスよね・・?」


「ソウイウ事ニナルネ」

『んぅ・・』




あ、名前聞いてないや。この子の。



「とりあえず、買い物に行ってる憂夜さんが帰ってきたとき説明しないとね。」

「「こいつどうするんですか?」」

「そうねえ・・」

ただここに置いとくとなると塩谷がうるさそう。




「あ!俺いいこと思いついた!!!」

「なによジョン太、早く言いなさい」


「コイツ、顔はいいだろ?」


そう言ってみんな女の子の顔を覗き込む、確かに可愛い。


「カッコイイ男が女装すると?」

「キュート!」



「そう、で反対に考えて可愛い女が男装すると?」

「cool!」

「Yes!」


なるほど、それいいわね。



「確かに、顔はいい・・でも、髪がねぇ」

「そんなものズラでかくせばいいんですよ」

と、樹が言った。




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