浪速物語

□01彼らとの出会い
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〜部室〜



財前君が私をその辺のベンチに座らせてくれた。

すると隣にひょいっと金ちゃんが座ってきて早口で喋り出した。



金「なぁ、ねーちゃんなんで空から降ってきたん!!?魔法使いなんかっ!?www」



かっ、可愛い……!!!wwww

目が…!!目がキラキラしてるよこの子!!!!



『はは、残念だけど私は普通の人間だよ^^;;;』

金「なんや、そうなんか…」



しょぼーんてwwww←

どこまで可愛いんだ!!www



蔵「…なあ、聞いてもええか?」



真剣な顔で静かだけど強く蔵が言った。

警戒されてるかもしれないねーこりゃあ…



『答えられる範囲なら』

蔵「どこまで答えられるん?」



え、どこまでって………

聞かれたらトリップのこととか話そうとは思ってたからな…

強いて言うなら…





『強いて言うならスリーサイズと体重意外ですかねー笑』





へらっと笑って言ったんだけど。

……………。

………あれ、まさかの沈黙?



『あれ…なんか変なこと言いました…?』



すると



金「…ぶっ…あっはっはwwねーちゃんやるなぁっw」

小「普通あんな緊迫した空気でそないなこというかしらぁw」



金ちゃんが笑いだし、小春ちゃんもにっこりと笑っている。

え、言っちゃまずかった…?

周りを見回してもみんな若干笑いながら顔が引き攣ってるし泣

恐る恐る蔵をみると



蔵「なんや自分、そない怪しいもんやなさそうやな^^;変に警戒してすまんかったな;;」



やっぱり苦笑いしてました。

つかやっぱ警戒されてたかー…

李緒ちゃん悲しい!!←誰

まあとにかく体重とスリーサイズで私は自分自身を救いました。

……なんとも言えないね((



『いや、こちらこそいきなり空から降ってきて驚かしてすいません;そりゃ警戒くらいしますよ…』



全部代理のせいなんですヨ☆←



蔵「…そのわけ、話せるか?」

『いいですよ、全部話します』





〜かくかくしかじか〜←





『…ってなわけでして』

金「難しいねん…やっぱ魔法使いとちゃうんかー…?」



私の膝の上に座った金ちゃんが、はぁー…とため息をついた。

あ、なんか金ちゃん膝に座ってます。

うん、いつの間にか笑

つか抱き心地いいよこの子w



蔵「そんなこともあるもんやな…」

『私も最初はびっくりしましたよ…。気づいたら空から落ちてますし…』



ていうか…



『その…口調から察すると、信じてくれてる…?』

蔵「当たり前や。自分、嘘つけなさそうやし^^」



うっ…

まあ確かにすぐばれますけど…



『…それでも、ありがとっ(ニコッ』

全「………(結構かわええな…//)」

小「(あらっ?楽しくなりそうやないのw)」



え、どうしたんだ皆?

つか謙也が顔赤い!!!可愛い!!!!!←

なにがあったんだ謙也…

小春ちゃんはなんか1人楽しそうだし…

わけわからんっすわ←ぁ



謙「…っせやけど、これからどないするん、白石」



まだ少し顔が赤いまま謙也は蔵に聞いた。



蔵「…とりあえず今日の部活終わらせな。…部活終わるまでここで待っとき?」

『え、あ、はい…?』



そっか、今部活中だったんだね;;;



『あの、邪魔しちゃってすいません…よかったら何かやりますよ?』

蔵「…立ち上がってすぐふらついたやつが何言うてんのや。気持ちは嬉しいんやけど今は休んどき」

『え、でも…』



蔵は呆れた顔をしている。

周りをみると皆が頷いていた。

うーん…



『じゃあ…すいません、部活頑張ってね;;』

金「よっしゃー謙也!続きやるでー!!」



張り切って謙也を指差す金ちゃん……

弟にほしいな…



謙「そう慌てんなや…;」

小「ふふ、じゃあしっかり休むんやでw」

『はい、ありがとうございますっ』



バタンと音を立てて閉められたドア。

途端に部室が静寂に包まれた。

…っていうかこれやりたい放題じゃね←

あ、やりませんよ!?((



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