浪速物語
□01彼らとの出会い
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……………。
…急に静かになったな……
っていうか、なんだろ、なんか実感ないなぁ…
まさかほんとに四天にトリップしてくるとはね。
もうめっちゃ普通に喋ってたし…
〜♪〜♪〜♪
『ぅおうっ!!?』
突然鳴り出した私の携帯。
タイミング良すぎだろまじで…
つか誰だ…?
『………』
表示されている文字を見てタイミングの良さについて納得しました。
『…殺すぞ』
「"第一声がそれ!!?"」
電話の相手はもちろんなんとか代理。
『あんたのせいで蔵達に警戒されたんだからなっ!!!』
「"でも警戒解けたじゃん?"」
『それとこれは別っ!!』
つかなんでこいつ私の番号知ってんだよ!!
「"そりゃあ、meだし"」
『相変わらず頭の中読むのやめてくれません?』
「"だって読めちゃうんだもん☆"」
『消えてしまえ』
ぽちぽちぽちぽちぽち
え?犬の名前じゃないよ?
電源ボタン連打しただけさw
〜♪〜♪〜♪
『ただ今電話に出ることはできません。発信音の後にお名前と御用件を入れ最後にシャープを押してください。ピー』
「"次元取締役会長代理でっす。一つ言い忘れてたからよく聞けー"」
あれ、もしかしなくても騙されてますかこいつ。
やっぱ馬鹿なんじゃないのか←
「"とにかく、この世界の歴史は変えないこと"」
…この世界の歴史……
そんなこと、
『わかってるよ、そんなこと』
「"…あれ?"」
『つかまじで騙されてたのか…』
「"あれ、録音…"」
『馬鹿か。私が言ったんですー』
どーしよーもない馬鹿だこいつ。
「"そーだったの!!?"」
『歴史は変えないから。安心してくださーいな』
「"…ならいいや。"」
『トリップのことと一方的に知ってるってことは言うけど』
「"歴史が変わるようなこと言わなきゃ何言ってもいいよー"」
私だって歴史が変わるのは避けたい。
だって元の世界のテニプリに支障がでるかもしれないじゃん。
テニプリを読んでいる同士様になんとお詫びをしていいか…
「"ってなわけでそれだけ言いに来た"」
『うん、わかった』
「"そろそろあいつらが来るかな…。じゃあmeはこの辺で」
『はいはい』
通話が切れて私は携帯をぱたんと閉じた。
あいつとの会話は疲れる…
ふぅ、と息を吐いて立ち上がってみた。
『…立てた』
なんなんだよwwwww
がちゃっ
ドアが開いて私は反射的にドアの方を見る。
『あ、お疲れ様でした』
一番最初に入ってきたのはやっぱり蔵。
…いつ見てもかっこい((((
蔵の後ろから他のレギュラーがぞろぞろと入ってくる。
蔵がしっかりと立ってる私に気づき近寄ってきた。
蔵「お?立ってるっちゅーことは、もう大丈夫なん?」
『はい、バッチリです!ありがとうございましたw』
金「ふー、安心したわ〜…」
『ありがとー金ちゃんっ!!可愛いなーwww』
金ちゃんに安心されちったぜw
私はぎゅうーっと金ちゃんに抱き着いた。
すると各方面から聞こえる戸惑いの声。
金「ね、ねーちゃん、なんでワイの名前…」
私の腕のなかで金ちゃんが動いた。
…あ、忘れてた。
『…あははっ、まだ話してないことがありましてー』
ユ「それも"トリップ"っちゅーやつに関係あるんか?」
蔵「話してみ?」
『いや、話しますけども…』
語尾を濁らせた私に、全員の頭にハテナが浮かんだ。
『お腹すいたんで家行きません?』
笑いが起こった。←
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