SMILE

□01朝は早起きしなきゃね…
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?「……ぃ、……」

?「…ょ……きろ…!」



…あー…?



精「フフッ、起きないと『おはようございまっす!!!!!』」



素敵な睡眠タイムは大魔王によって妨害されました。



精「ねえ、わざとかい?^^」

『滅相もない』



って、あれ…?

今何時だ?



ブ「もう昼休みだぜぃ?」



言いながらきょろきょろする私に見兼ねたブンちゃんが呆れて言った。

…って、まじかよ。

そんなに寝てたんだね私。



雅「お前さん、毎時間先生にあてられたんじゃが毎時間寝ながら罵倒してのう…。先生達、泣いとったぜよ」

『え、…はあっ!!!?』

雅「嘘じゃ」

『いっぺん死んでこい変態詐欺師』



おー怖い怖い、と目を細めて雅が笑う。

っとにむかつくなこいつは!!

真面目にびびったよ!

よかったーしてなくて…



精「俺をほっておいて楽しそうだね^^」

『うわあっすいませんすいません!!!…てかなんで精市がここに…?』



ってか今更だけど、やっぱ周りの女子がいつもより煩い。

どうやら女子達はさっきの笑顔の裏にある黒いものには気づいていないようで、きらっきらな笑顔に更に悲鳴をあげている。

それに対し煩そうに、笑顔は変えず青筋を立てる精市にふとそう聞くと精市は首を少し傾け「夏輝に用があってね」と言った。

青筋はそのままで…orz

ああ、綺麗なお顔が台なしに……

雅がちらりと私に視線を向け、ブン太は数回瞬きを繰り返す。

かわいーなぁブン太w

…まあそれはいいとして、どうせまた突拍子もないこと言うんだきっと。



『…で、用って?』

精「あぁ、午後は学校休んでいいよ。あと部活も。」

雅「…?」

ブ「どっ、どういうことだよぃ!?」



………はい?

まさかここまでだとは思わなかったわ。



『え、と?』

雅「幸村、どういうことじゃ?」



にっこり笑ったままの精市。

怖いっす…

冷静に聞ける雅がすごいと思う。



精「うん、だから青学に昨日の書類持って行ってね。今から行けば丁度部活の時間に着くだろ?」



…そーいうことかorz

てっきり普通に休んでいいのかと思ったし…



精「俺がそんなことさせるわけないだろう?ちなみに明日は氷帝だから」

『………はい』

精「あ、」



まだ何かっ!!



精「流石に四天宝寺は遠いから、ギリギリだけど土曜日にでも行ってきてくれるかい?部活は来なくていいよ」

『………はい』



よろしく、と満面の笑みで言うと、「校長には伝えてあるから。じゃあね」と教室から出ていった。

……頼むからそんな哀れみの目で見ないで2人共…

っていうかクラスの皆…orz



『…じゃあ、いってきます…』

雅「変なやつについてくんじゃなかよ」



私は子供か。

いや、子供だけどもさ。



ブ「お菓子貰ってもだぞ?」



てめーじゃねーよ。

つかさっき急すぎてツッコミ忘れたんだけどさ?

校長には言ってあるからって……

流石とでも言うべきか…はぁ

まあとりあえず突然青学に行くことになりましたので、うん。

私は雅とブンちゃんに引き攣った笑みを向けながら手を振って、たくさんの視線の中学校を後にした。

恥ずかしいんだよ途中で学校帰るの!!わかります!?

…まあここでなんだかんだ言っても精市に勝てるはずがないので。

しゃーない、ちゃっちゃと青学に行ってちゃっちゃと終わらせよう。

てかこの小説開始早々一話目で合宿の話題ってどうよ。

そもそもFAX使えよとか思うのは私だけ…?

あぁ、これあくまで夢小説だから行かなきゃだめなのかーあっはっは(T-T)



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