浪速物語
□01彼らとの出会い
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のではなく。
へんな浮遊感に襲われた。
………え、浮遊感…?
『いやあぁぁああぁあぁっ!!!?』
え、なにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれっ!!?
落ちてる落ちてる落ちてる!!!!!!!
『ちょ、代理!!!なにこれ!?』
"すまんみすったじゃああとはふぁいと"
代理は一気に言うと消えた。
『消えた。じゃねーよ!!!!!死ぬじゃん私!!!』
下を見ると綺麗に並んだテニスコートが見えた。
そしてそこでボールを打ち合っている何人かの人。
多少は距離はあるがあっという間に地面にぶつかるだろう。
っていうか人に←←←
『あっ、危ないっすそこの人ぉっっ!!!!!!!』
力の限り叫んだ。
何人かが私に気づくと全員がこちらを向くのにそう時間はかからなかった。
するとそのなかの1人が私の落下地点付近に駆け寄った。
『っ何してんの馬鹿か!?ぶつかるっ!!!!!!』
ドサッという音と少し衝撃があったが地面にたたきつけられたほどの痛みはなかった。
いや、地面にたたきつけられたことはないけどだいたいこのくらいかなーっていう痛さはわかるし。
痛みがないってことは私死んだのか…?
のやろー代理いつかぶっ殺す。
「………!!」
「……!」
「……、………!」
ん…?周りがなんかうるさいな…
いつの間にか固く閉じていた目を開ける
銀「大丈夫か…!?」
って………師範!!!!!?
師範だよ師範だよ師範だよ師範!!!!!(黙
トリップ、確かにしちゃったんだ……
代理、ぶっ殺すなんて言ってごめん
『だ、大丈夫、です…!!』
と、そこに小さな影。
金「ねーちゃん、銀が受け止めへんかったら死んどったでぇー」
きっ、金ちゃああああんっwww
かかかか可愛いっ!!
そ、そっか、銀さん受け止めて…………って!!!!
『すすすいません!!怪我ないですかっ!!!?』
蔵「安心し、銀はあんなことで怪我なんかせえへん」
銀「ああ、大事なり」
蔵ああああああああ((((((
ま、眩しすぎる…っ←
『…あっ!!!重いですよね!!?すいませんっ!!!』
銀「あ、いや…」
私は急いで銀さんから離れて立ち上がった。
……が
かくんっ
『…あ…?』
足に力がはいらない。
きっと浮遊感が消えないんだ。
さあどうしましょう\(^0^)/
とさっ
光「………軽っ」
『……へ?』
目の前にはあの可愛い可愛い財前君のドアップ(あれ?ベタ?
…あれ、あれ…?
蔵「…財前、そのまま部室連れていったり」
謙「白石…?」
何かを考えてる蔵と不思議そうな顔をする謙也+その他もろもろ。
そして私にはさっきとは違う浮遊感。
あぁ、お姫様だっこかー
『…ってえぇぇえぇっ!!!!?ななな何してんの!!?歩ける!!歩けるからっ!!!!!』
光「うるさ…耳元で騒ぐなや。落とすで」
『…す、すいませ……|||orz|||』
うわあ光君なんて嫌そーなお顔w
やっぱりこの子には逆らえません。
そのまま財前君は私を部室と思われる部屋に連れていく。
他の皆さんも後を着いてきた。
…っていうかお姫様だっこ初めてされたけど…結構恥ずいんだよわかる?
部室までの短い道のりが妙に長く感じました(((
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