10/26の日記

22:52
Welcome To The Black Parade
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学校や家で語っても誰も相手にしてくれないのでここでマイケミについて語ります
何か文句でも?


とりあえず2006年にリリースされたマイ・ケミカル・ロマンスの3rdアルバム「The Black Parade」をご紹介


今作は前回のドロドロしたエモ/スクリーモ色の強いサウンドからロック調へと大きく路線変更しています
プロデューサーは今までGreenDayなどを手掛けてきたロブ・カヴァロ


このアルバムはコンセプトアルバムになってて
若くしてガンになった一人の男を主人公として展開していくんですよ〜

その物語は
若くしてガンになった男〈The Patient〉をブラックパレード〈死〉が迎えに来るところから幕を開けます!
男はブラックパレードに加わり、そこで彼は死の世界を旅することで戦死した兵士に出会ったり、過去の失恋、自分自身の恐怖心や後悔と向き合います。
そして旅の果てに彼は
再び「生きたい」と願うようになる!…といった感じ


そう…このアルバムは
“死”という永遠のテーマを通して“生きること”の大切さを歌っているんですよ、みなさん
わかりましたか


死へと向かう人々の姿を『Black Parade』と名付けて祝福してみせる…
日々死に向かっている自分たちの生活…マイケミはそこに光を当てようとしています

つまり“日々を大切に生きる”こと…
もしかして今日が最期の日かもしれないと思い一日一日を大切に生き、人生を振り返った時に後悔がないように生きてほしい…とのメッセージが込められているんですよ



さぁこのアルバムのテーマを理解を深めたところで
今度は一緒にアルバムの曲を見ていきましょう


アルバムはいきなり“終わりの始まり”を象徴するナンバー…@『The End.』から幕を開けます!

心電図の音から始まりそれにアコギの音が重なっていく…
そして聴き手に覚悟を求めるような曲展開

そして間髪いれず
心電図が止まる死亡宣告の音と共にA『DEAD!』へ流れ込む

この流れはもう鳥肌ものですよ
バリバリのギターサウンドが気持ちいー
アルバムのテーマを意識してか題名とは対象的にポップな曲調です


そして@Aの抜群の曲展開に気を失いかけながら
サビがかっこいい少しダークなB『This Is How I Disappear』へ

ひかえめな始まりから一気に激しいサビで畳み掛けるC『The Sharpest Lives』


そしてそして…
このアルバムのテーマとも言える名曲D『Welcome To The Black Parade』へ
静かなピアノのイントロから一気にがらりと勢いのあるパンク調へ
後半のあまりのドラマチックな展開に多くの人はもう立っていられないでしょう
この壮大なサウンドはQueenの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」を彷彿させます



続いてDの壮大な世界観に酔いしれた後は
哀愁漂う美しいギターが心に染みるE『I Don't Love You』

主人公が死に際に過去の失恋を思い返しているこのナンバー
“愛しているからこそ愛していない”…マイケミ流失恋ソングです


じーんと哀愁を帯びた音色に浸ったあとは、始まりのドラムが印象的なF『House Of Wolves』

ジェラルドの激しいボーカルがかっこいい


続いてこれまたしんみりする曲G『Cancer』へ…

「もし君が今日さよならを言うなら
心からそう言ってほしいってこと
だって1番つらいのは…君を残していくことだから」と後悔を歌っています


涙腺を刺激されたあとは
ヨーロッパ民謡風の独特なリズムから始まり、おおげさな曲展開にニヤニヤしてしまうH『MAMA』


「ママ 僕らは地獄に落ちる」といきなりのB級オカルト風な衝撃歌詞

ライブでは後半のジェラルドの(どん引きするような)迫真のボーカルは必見です

中毒性をはらんだ曲で意外に好きな人多いです



続いてアルバム中メンバー達が「もっともエモーショナルな曲かもしれない」と語るI『Sleep』へ

最初の歌いだしがとてもきれいです

後半は激しい
感情いれまくりです


泣き叫ぶようなジェラルドのヴォーカルに打ちのめされたあとは
ポップなロックナンバーJ『Teenagers』

頭を振りたくなる強力ギターサウンドがたまりませ〜ん

PVの“Violence is Never The Answer”
(暴力は何の解決にもならない)は
子供たちへのメッセージです



そして
壮大にドラマチックに展開するK『Disenchanted』
この曲がまたいい味出してるんですよー
後半のギターとかやばい
歌詞も個人的には好きですよ



そして
「僕は生き続けることを恐れない」としっかりと意志表示をするL『Famous Last Words』

堂々とした力強いサウンドには圧倒されます


物語はここで幕を閉じます

結局最後は男に死が訪れたか、それとも生きているのかは告げません。
最後は受け手の解釈に委ねられています


「Last Word」には「とどめの言葉」「遺言」といった意味があり、アルバムの最後を飾る曲であるため死が訪れた男の遺言にとれます。

しかしジェラルドいわく
「彼は死んではおらず、全ては彼の頭の中の出来事であって、彼は生きるために戦うことを選べる」と…


ちなみに「Famous Last Words」とは“未来は予測しきれないもの”といった意味があるみたいです



そしてアルバムの最後には『Blood』という隠しトラックが収録されています
これがまたユニークでおもしろい曲なんですよ

ラジオから聞こえてくるようなサウンドで
オルガンをバックに
「僕の血をあげる 血を… グラスを握って だって洪水並の量だから
と陽気に歌う…


つまりこの曲はこのアルバムを作るのに「血を注ぐような苦労」をしたんだよ〜というバンドからのファンへのメッセージなんです





とまぁこんな感じで
すんばらしいアルバムなんです


時間があったら聴いてみてください














あーこんだけ書いたらすっきりしたー

たぶん絶対誰も最後まで 読んでくれないだろーなー

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