短編

□猫と主人
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「ふにゃふにゃっ!!」

何かを言おうとしているが伝わらない…。
それがすっごく可愛い……。

「ねぇ綱吉」
「に?」

つんつん

「に…う……」

お腹をつついてみる。
綱吉はくすぐったそうに身を捩らせた。

「!!?」

いきなり綱吉(猫)が白い煙に包まれた。

「にっ!!」

現れたのは綱吉(Ver.人)
でも猫耳と尻尾をつけたままで。

それに加えて

「あれ……?ひ…ばり…さん?」


有ろう事か裸で。

「にゃあぁぁぁあ!!!」

「………」


「にゃ……」

「……」

「にゃ?あれ?」

「…?」

「あれ?にゃってにゃに…ってまた!!」

「……可愛い」

こんな可愛い綱吉をほっとける訳ないでしょ!!

「え゙!!?」

……猫の耳がピクピクして可愛い。
尻尾もしゅん…とうなだれた。

か、かか、可愛すぎる!!!

「やろうか」


「え゙ぇ!!!無理っ!!」

「なんで」

「こんないたいけな、かよわい猫に何やるんですかっ」

そんな可愛いこと言ったら駄目だよ。
煽るだけでしょ。

「フフ……なんだろうね………」


「ぎにゃあああぁぁ!!!!」




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