短編
□今から歩く道は君と。
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ブシュッ!!
「ぎゃあぁっ!ひ…雲雀さん…鼻血……」
「…………ごめん綱吉」
「えっ…あ、やっぱり嫌ですよね…俺なんか…」
何を勘違いしたのか叱られた犬みたいになった。
うるうる×上目遣い×綱吉=¶∽∬※▼
ブシャッ!!!!
勢いがさっきの何倍もすごかった。
「ひぃっ!?」
鼻血2発目…
畜生…!
可愛いな!!!
上目遣い万歳!!!
「ち……がう…」
「……?」
半泣きになった綱吉。
またもや上目遣いで僕を見てくる。
しかもちょこん、と僕の服のすそを握って!!(←大事な萌えポイント!)
「謝った理由…」
「はへ……?」
「君に血、かけたから…」
「あ…」
勘違いだと気づいたみたいで綱吉はホッ、としてから真っ赤になった。
「俺と……結婚してくれるんですか?」
脳内ではウエディングドレスを着た綱吉が笑っている。
『雲雀さん…あ、いや、恭弥さん…』
次第にもごもごとしてくる綱吉。
あぁ!
とうとう妄想が現実になるんだねっ!!
「……僕でいいなら」
綱吉の顔が輝いた。
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