短編
□梅雨
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会話文のみ
一方通行と最終信号<ラストオーダー>
「ねえねえ雨が降ってるよーってミサかはミサかはソファーの上でぴょんぴょん跳ねながら言ってみたり!」
「だからどォした、いちいち報告してきてンじゃねェよ」
「むう、だいたい貴方が構ってくれないから!ってミサかはミサかは頬を膨らましながら貴方に指を指してみる!」
「……(うぜェ)」
「なんでいきなり沈黙しちゃってるのかなってミサかはミサかはって…ぎゃばぁ!?」
「さっきからうぜェンだよ、オマエは」
「だ、だからっていきなりミサカの顔面にクッション当てる?!普通!」
「……はァ、」
「ななな、なんでため息吐いてるの?ミサカ何か悪い事した?ってミサカミサカは少々涙目に貴方に話かけてみる」
「………。」
「って、あれ?どこか行くのってミサカミサカは首を傾げてみる。」
「オマエも行くンだよ。」
「え?って…わわっいきなり襟首掴まないで引きずらないで足が床に擦れて痛たた?!」
「行くぞ、クソガキ。」
梅雨の日のお出かけ
(わーい水玉ポチャポチャ!ってミサカミサカははしゃいでみたり!)
(……やっぱ家に居りゃァ良かったな…。)