novel

□長く暗い夜
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(日本の国は軍国主義だ)富田鉄夫はそう考えている。


日本の軍国主義は力で負かすしかない。



(日本は国も何もない。悪い奴がのさばっているだけだ)



日本の警官が女性を輪姦してその数日後、女性は自殺してその複数の警官は何もならない。



日本はそういう所である。


第二次世界大戦の日本の悪い癖か。



荒廃である。



世界が緊張している。



日本の脅威。



(人間性のない動物並みの日本人)



東京の中心部が世界の射程に入っている。



富田は自分の部屋で布団に入って眠った。



地方に住む彼はのんびり過ごしている。



創作に励む毎日である。



詩と小説である。



創作は彼の好きなことである。



創作全集でも出せばいいがこんな世の中ではなかなかできない。



(仕事ヅラするんじゃないよ)



(内閣総理大臣ヅラするんじゃないよ)



(関係ないのに)



調べる。



(趣味以外には何もないな)


悲劇を楽しむ気にはなれない。



(自由とは弱肉強食の飼料だ)
(作品が自由だ)


富田鉄夫の好きなことは詩と小説を書くことである。


日本の国会は精神病になってしまっている。



(自由を知らない)



(人間を知らない)



(終)

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