Novel

□呼んで、鳴らして
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もうずっとも聴こえてこない

大好きな音色




どうしたらいい



ぼくはこんなに身体が大きくなったけど


そこにはみんなの笑顔はなくて





どうしたらいい






もう一度響かせて


もう一度ぼくの名前を呼んで


ぼくの大好きな

あの鐘を鳴らして




ぼくは一人じゃないよね



いつものように
笑って
一緒にあの音色を響かせてぼくの名前を呼んで







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