Novel
□底無し穴の霊
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お、おいおいおいおい…悪寒が走ったんだけど?
…初めての経験だ
…そりゃ、おれらもだって
とっ…とりあえず…うなってみようぜ
ああ、そっ…そうだな
そうだ、おれらのうなり声に恐れを抱かないなんてないはずだ
ちょ…まてまてまて
なんか『お手』とかいってんだけど
…初めての経験だ
…そりゃおれらもだって
舐めてやがんぞ
やるか
やるぞ
ちょ…おれ…こわいんだけど
明らかにおれら優勢なのに?
こいつ…噛まれてるのに…なんでこんな余裕?とっ…とりあえず離れよう野生のカンだ…
って、
グギャウ!!!!
いや、もう『ふせ』じゃねーじゃん!!
なんだこいつこえーよ
おれもこえーよ!!
なあ
ああ
そうだな
もう、言うこときいとこう
野生のカンだ
もう、こいつら異常。
終
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