01/05の日記

00:55
幸せって、何※WJネタバレ
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寝込みたい。
今なら二日間くらいは余裕で寝込めます。

それくらい辛い。
いや、辛いっていうか…。
多分あの、先週と比べて傷つく人は少ない情報であるというか、
むしろ喜んでる人の方が多いはずです。


主人公が愛を自覚して、今まで自分を支えてくれていた存在に気づいて、
それを気付かせてくれた、身近な女の子の大きさを知る。
横にいてくれたからこそわかったこと。
二人で手を繋いで、共に立ち上がる。
大切な人の死を無駄にしないためにも。

良いシーンです。とても。


みんなが、「良かったね、ようやく届いたんだね」って
祝福するところなんだと思います。


それでも、やっぱり

共感ができなくて

ヒナタが嫌いなわけでもない

ナルトには幸せになってほしい

でも


それを見るサクラの顔が

もう

もう…


あの三人が幸せになるためには、誰かが犠牲にならなくてはなりません。
誰かが、想いをあきらめなければなりません。
その人の幸せを願って。

私にとって、その立場はずっとヒナタだと思っていたんです。
彼女の幸せを望んでいなかったわけでは決して無くて
誰よりもナルトの幸せを望んできた彼女だからこそ、そうしてくれるんじゃないかと信じていた。


ヒナタは悪くありません。
彼女は誰よりも強いです。大切な人のためなら命も捨てられるくらいに。
ずっと追いかけてきた人を、支えることができるくらいに。

それと比べたら、サクラは弱い。
サスケへの想いを切り捨てられず
ナルトに対しても、正面から向き合うことができない。


でも、ナルトは。

ナルトにとっては、そんなサクラが

今まで何よりも大切な存在だったはずなのに。

それがきっと、彼女の救いになっていたのに。



約束を守れるまでは、告白もしない。
自分を偽ってまでの想いは嬉しくない。

今まで、それほど真摯に彼女に向き合っていた、のに。

彼女の中にまだサスケが残っていても
それでもいいと
それが、オレの好きなサクラちゃんだと
そう言いながら守り続ける。それが、彼の愛だと思っていた。


もう一度言います。
ナルトには本当に、心から、幸せになってほしい。
そう願っています。それだけは真実で、ずっと変わりません。


だからこそ、現状がすごくもどかしくて
きっと、戦争が終わって、その関係に変化が訪れるのだと思っていた。
ナルトとサスケとサクラの関係に。



そこに、ヒナタの登場はないと思っていた。



ずっと

ずっと。





彼女が今までナルトを見続けてきたのは、もちろん知っています。



でも、サクラだって



どれだけ傷ついたのか
どれだけ涙を流したのか

どれだけ彼を愛して
それなのに、想いを伝えられず苦しんだのか
結果的に彼を傷つけてばかりの自分を、どれだけ責めたのか


それを考えたら、


あの二人を祝福するなんて、

とても………




正直、入ってきてほしくなかった。割り込んで欲しくなかった。

二人の幸せは、互いの想いの方向は、もしかしたら間違ってるのかもしれない。
それでも



二人でサスケを取り戻して
また三人で笑い合う、幸せの中に

あの二人の笑顔があって欲しかった
他の誰かに入ってなんて欲しくなかった



ナルトにとって、当初の想いを

最初から持ち続けた気持ちを

きちんと最後まで遂げてほしかった

サクラと一緒になることが、ずっと、彼の幸せであってほしかった…!







だから

今はまだ、喜ぶことができない


よかったねと、思うことができない

ごめんね

ごめんナルト

ごめんヒナタ


でも

私にはどうしても、サクラの顔が出てきてしまう

離れないんだよ

誰よりも幸せになってほしかったから

今まで側でずっと彼を見守ってきたあの子を、放ってなんておけないんだ

悲しい表情なんて見たくないんだ

辛い。

辛い…………






サスケでも
サイでも
ヤマトでも
カカシでも
リーでも


あの子の本当の幸せは
本当の笑顔は
ナルトの側でこそあったものだと思うから………



だから、せめて
愛してあげてほしいんだ
それすらも包み込むくらいに

頼む。
頼むよ。



そうでもないと、やりきれないよ……………










ごめんなさい。
自分の好き勝手に言っているだけです。
自分が長年思っていたものとそぐわない展開に、賛同ができていないだけです。
単なるわがままです。本編にケチをつけているだけです。
それでも、どうしても、納得することができない。
マイナスの感情ばかりがぐるぐるまわって、
特定のキャラが犠牲になることが、我慢できませんでした。
ごめんなさい。
そう簡単に、理性で落ち着けるほどの想いじゃないんです。
大好きだったんです。
譲ることが、できません。
どうしようもないことです。
抗ったところで何が起きるわけでもないのも、わかっています。
ただの漫画です。
そこまで心を痛めることなんかじゃありません。
わかっています。
わかっています。



そうだとしても、辛いです。



これから展開が進んでいって、物語が完結した後でも。
すべての関係に、終着が見えた後でも。

きっと、この気持ちは変わりません。
誰もと違うことを言っていたとしても。

私だけは。望ませてください。


彼と彼女の幸せを。


 

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