A
□妬かせ隊A
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ーーよろず屋にて。
「とりあえず、ヤキモチ妬かせるなら女の人と体験しちゃった〜みたいな感じですかね?」
「現にツッキーとヤったしナ。」
「ヤったって何をォォォ!?なんもやましいことしてませんからねェェェ!!」
「まあまあ、話を膨らむだけでいいとおもいますよ。
やったとか言っといて本当は酌してもらっただけとか、ね!」
「メガネのくせに今日は冴えてるナ。」
「どういう意味ィィィ!?」
ギャーギャーと騒ぐ二人をスルーする銀時。
「その案でやってみようかな!妬いたらどうしよっかな〜!」
「「……すぐバレそう(アル/だ)……。」」
浮かれてる銀時を見、呆れる二人。
「ただいま〜!」
「!! 今アルヨ!!行くヨロシ!」
「おっおう!おかえり〜どうだったかァ?」
「定春ちゃん、意外と賢いのね〜。楽しかった!」
「そ、そーかい……よかったじゃねーか……。」
「うん!っとそーだ、買い出しいかなきゃ。」
「あっ、それなら僕らが行きますよ!」
「二人はゆっくりしててネ!」
新八と神楽は話に割り込むと、すぐさま出ていく。
「二人とも協力的だね、いい子じゃん。」
よかったじゃん。いい従業員雇ったね、と銀時に微笑みかける優佳。
「そっそーだな!いい子すぎるもんあいつら!うん!
それに、その才能に気付いた銀さんもすごいよね!?」
「あんな妹や弟ほしかったな〜。で、銀時、言いたいことあるでしょ?」
「シカトォォ!?……気付いてたのか。あのな、……オレやってしまったんだ、花魁と。」
「……やったって、何を?」
キタ!!とした顔をするもすぐさま真剣な顔を作る銀時。
「あ、あの〜アレだよ、アレ。」
「アレって何?言ってくれなきゃわかんないよ。」
「(ドSゥゥゥ!!言わないとダメなの!?でも言ったら言ったであとが怖いしよォ……。)」
もんもん、と悩む銀時。
「……えーと、酌してもらったんだよね、ウン。」
何で言ったの俺ェェ!!バカなの?バカなの!?
「え、お酌!いいなぁ、私もしてもらってみたいな。」
「いやいや何でェェ!?」
「いいじゃん!美しい花魁に酌してもらうの、なんかいいじゃない?」
どんな思考してんのォォ!?と頭を抱える銀時。