A

□妬かせ隊A
1ページ/4ページ





ーーよろず屋にて。




「とりあえず、ヤキモチ妬かせるなら女の人と体験しちゃった〜みたいな感じですかね?」




「現にツッキーとヤったしナ。」




「ヤったって何をォォォ!?なんもやましいことしてませんからねェェェ!!」




「まあまあ、話を膨らむだけでいいとおもいますよ。
やったとか言っといて本当は酌してもらっただけとか、ね!」




「メガネのくせに今日は冴えてるナ。」




「どういう意味ィィィ!?」




ギャーギャーと騒ぐ二人をスルーする銀時。




「その案でやってみようかな!妬いたらどうしよっかな〜!」




「「……すぐバレそう(アル/だ)……。」」




浮かれてる銀時を見、呆れる二人。




「ただいま〜!」




「!! 今アルヨ!!行くヨロシ!」




「おっおう!おかえり〜どうだったかァ?」




「定春ちゃん、意外と賢いのね〜。楽しかった!」




「そ、そーかい……よかったじゃねーか……。」




「うん!っとそーだ、買い出しいかなきゃ。」




「あっ、それなら僕らが行きますよ!」




「二人はゆっくりしててネ!」








新八と神楽は話に割り込むと、すぐさま出ていく。




「二人とも協力的だね、いい子じゃん。」




よかったじゃん。いい従業員雇ったね、と銀時に微笑みかける優佳。




「そっそーだな!いい子すぎるもんあいつら!うん!
それに、その才能に気付いた銀さんもすごいよね!?」




「あんな妹や弟ほしかったな〜。で、銀時、言いたいことあるでしょ?」




「シカトォォ!?……気付いてたのか。あのな、……オレやってしまったんだ、花魁と。」




「……やったって、何を?」




キタ!!とした顔をするもすぐさま真剣な顔を作る銀時。




「あ、あの〜アレだよ、アレ。」




「アレって何?言ってくれなきゃわかんないよ。」




「(ドSゥゥゥ!!言わないとダメなの!?でも言ったら言ったであとが怖いしよォ……。)」




もんもん、と悩む銀時。




「……えーと、酌してもらったんだよね、ウン。」




何で言ったの俺ェェ!!バカなの?バカなの!?




「え、お酌!いいなぁ、私もしてもらってみたいな。」




「いやいや何でェェ!?」




「いいじゃん!美しい花魁に酌してもらうの、なんかいいじゃない?」




どんな思考してんのォォ!?と頭を抱える銀時。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ