▼7人と1人の転校生。
□【標的5】
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「んなっ、転校生がマフィアー!?」
リボーンの言葉に、吃驚したのか大声で叫ぶように言うのはツナだった。
「へー。」
「んだと!?」
山本と獄寺は、短い感想を述べる。
「それって……、転校生…全員!?」
ツナの問いに、リボーンはニヤリと笑いながら、
「ああ、7人……、いや、8人ともそうらしいぞ。なぁ、炎真?」
リボーンが炎真に振り向きながら尋ねる。
炎真はコクッ、と頷くだけだった。
「だぞうだぞ。ちなみに最後の1人は結梨らしいがな。」
今度は結梨に向かって振り向くリボーン。
「うん、そうだよ!」
結梨はにっこり、と微笑みながら頷く。
「な、え…じゃあ、結梨もエンマ君も、マフィアなわけ!?」
ツナの問いに、
「聞いてこないから。」
「うん、その通り。」
と答えが返ってきた。
ツナは当然のごとく、
「マジで―――!?(マフィアですか、なんて聞かないよ!)」
と頭を抱えながら叫んだ。
「しかし、何でマフィアに入ったんだ?」
リボーンはさっきからこのことが気になってたのか、尋ねてみた。
「ん…、あたしの父、マフィアの元部下なんだよね。」
結梨は、静かに呟くように言った。