▼7人と1人の転校生。

□【標的6】
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でかい人間がツナの居場所に気づき、





「フォオオ」





と叫ぶようにしながら、ツナにめがけて槍を投げると、





槍ごと炎で燃やし溶かしてしまう。






「………………!!」






「うわ、ツナすごいすごい!」






でかい人間は唖然、としながら半分溶けている槍を見つめ、結梨は歓喜の声を上げた。





その隙にツナがでかい人間の背後に行くと、でかい人間が後ろを振り向くと、






「!?」






「ガウ。」







そこにはツナじゃなく、ライオンらしき生き物がいた。





ツナはいつの間にか、でかい人間のすぐ後ろにいて、







「オレはここだぜ。終わりだ。」







ボァッ








カァッ







ツナが炎を強めると同時に反応するように、炎真の胸が光ってるように見え、





「!!」






リボーンは気づいたのか、炎真の胸に目をやる。





ドスッ、と激しい音を立てながらでかい人間を殴り気絶をさせるツナ。






タンッ、とツナとリボーン、結梨は同時に下に下りて行く。






「ふ〜、びっくりした。」






ため息混じりで呟くのはツナだった。






「このイレズミは、ペスカファミリーの殺し屋だな。

粗悪な改造死ぬ気弾らしきもので、"死ぬ気化"していたみてーだが、


とるにたらないチンピラファミリーだ。」






リボーンはでかい人間に近寄り、観察しながら呟くように言い放った。






「改造死ぬ気弾って…、そんなもの出回ってんのかよ!!」




叫び声に近い声で言うのはツナ。





「最近な。これで継承式までなにかと、物騒だってわかっただろ?」






リボーンの言葉に、







「わかっただろじゃないよ!!
ますます継承式なんて、ごめんだよ!!」






頭を抱えながら叫ぶように言い放すのはツナだった。

















「本当は、強いんだね。」







「!!」







背後から声をかけられ吃驚しながら振り向くと、炎真がいた。
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