復活小説

□馬鹿な後輩。
1ページ/3ページ

――青い空。

白い雲はなく、澄んでいたように綺麗。


今日は、優佳の命日。


ある1人の男の人はたくさんの藍田の花束を抱えながら水を持ってきていた。


――昨日ぶりですねー。

昨日は帰った後にボスが何故か切れてましたー。
フォロー役のカスたいちょーは任務で居なかったのでミーがフォローしましたー。
結構苦労しましたー。
優佳もですよねー。
前1回フォローしてましたよねー。
あれ、笑えましたー。

――…また、あのフォロー見てみたいですー…。


ツーッ、と目から零れ落ちた"涙"


別に、泣いてなんかいませんよー…。



嘘ですー…。

どうしてミーを置いて逝ったんですかー…?

神様は残酷ですねー。

あなたが亡くなった日からミーは神様を憎んでましたー。

あなたが生き返られるならミーは何でもしたいですー。

でもその術はないですー…。

分かってますー。

だけど、生き返ってくれたら…、なんて思ったりしますー。

どうして――、
ミーを庇ったんですかー…?




――あの日、2人で任務行ったときの出来事。

優佳は人一倍気配を読み取れることが出来ていて、ヴァリアーにスカウトされた。

初めての任務で、大好きな先輩ことフランとの2人だけだったのか、嬉しくて舞い上がっていた。

――フランも、可愛い後輩と2人きりで、冷静な表情をしていたが心の中では嬉しそうに浮かれていた。

――浮かれすぎた優佳は、敵の気配を読み取れるのを劣れていた。

敵は銃を構え、フランめがけて撃った。

それに気づいた優佳は――、


























フランを庇って、死亡した。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ