復活小説
□好きでいられる自信がないんだ..
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――ここは"黒曜ランド"の中。
とある男がとある女に近づきながら――…、
「優佳、大好きですよ!!今日も可愛いですねぇ!!」
「あぁ、ありがとう。私も大好き。」
感情のこもってないように言う優佳。
見ましたか?サラッと軽く流してましたよね!?
彼女は冷めているのかこういうのは何回もありますがね…。
クフフ。ツンデレって噂もありますしね!
「ツンデレじゃないし。」
はぁ、とため息をつきながら呟く。
この人の名は藍田優佳です。
はっきり言って冷めています。
これでも僕の彼女なんでs「何ゆうてんのアンタ?」
「冗談ですよ、クフフ…vV」
「お前がいうと冗談に聞こえん。」
しれっと言う優佳。
まぁそういうあなたが大好きなんですけどね、クフフ!!vVvV
「………。(引」
おや、引いてしまいましたね。
スタスタ、とどっかに行こうとする優佳。
「待ちなさい、どこに行くんです?」
「お前はママンか?別に…どこでもいいじゃん。」
「よくありませんよ。」
けっこー真顔で言ってみたりしました★
「★とかつけんな。」
おや、心が読めているようですね!
「今更かよ…遅ッ。で、これはプライベートだから。」
そういうと歩き出す。
優佳は何かを思い出し、あ、と声を上げると、
「犬、コイツが追っかけないように監視よろしく。」
と言った。
「了解れす!」
Σ承知するんですか!?
「犬、邪魔をしないでください。」
「Σえ、お、俺はどっちを…?」
「…………。」
めんどくさそうに2人を眺める千種。
「あーもうじれったい!散歩行くだけだから!」
イライラしてるのか言葉を荒げながらも言う優佳。
「じゃあ僕t「 お 断 わ り ! 」
そういうと入り口まで走り出すが、
ドンッと誰かとぶつかった。
その人は――、骸の分身であるクローム髑髏だった。
「…あ、髑髏ちゃん!ちょうどよかった、来て!」
「えっ、あ、あの…?」
髑髏の言葉を無視しながらも髑髏の手を引っ張り走り出す優佳。
「…逃げられましたね…。」
はぁ、とため息をつく骸。
――どうして、分かってくれないんですか?
僕はこんなにあなたを想っているのに…。
こんなに愛しているのに…。
やはり――、"怖い"んですか…?
ふぅ、とため息をつくと、犬と千種の居るところに振り向き、
「――犬、千種。優佳が行きそうなところはわかりますか?」
と真顔で言った。
「もちろんれす!」
「…はい、分かります。」
と2人はこう言った――…。