復活小説
□強盗事件。
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「――じゃあ、行ってくるからな。気をつけろよ?」
「分かってるって!ツナこそ気をつけてよっ?」
「ああ。じゃあ。」
ツナと呼ばれた青年は、優佳の頭をポン、と撫でると
ドアを開け外へと向かった。
「心配症なんだから!さっ、片付けしないと!」
優佳はそういうと、台所へ向かった。
ツナと優佳はスピード結婚をしていた。
その後イタリアへ発ち、2人は幸せに暮らしていた。
そして今日、事件が起こった。
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「さーっ、次は掃除機をかけないと!」
優佳は呟くように言いながら、床に掃除機をかけた。
すると、玄関から激しい音を立てながら開いた。
「ツナ?忘れ物したの?ていうか、静かに開けなさいよ!」
優佳は後ろに振りかえながら怒鳴った。
「…ククク、運が悪かったな女ァァ!!」
そこにはツナの姿はなく、知らない成人男性が手元にナイフを持っていた。
「……っ、強盗!?」
「静かにしろィ!!」
男はすばやく優佳の口を空いた手で塞いだ。
「――……チッ。」
「チッ?」
優佳の舌打ちにきょとん、とするが一瞬の間に男は視界が逆になり、
気がつくと床に突っ伏せになっていた。
「運が悪かったのは、アンタのほうね♪ざんねんでした〜っ!」
優佳はそういうと、男の手元からナイフを奪い取った。
「クッ…!」
「あーアンタたぶん、ツナにボコボコにされ…っかもよ?」
優佳は意地悪そうな笑みを浮かべながら男の背中に座った。
「ツナ?誰だソイツは!マグロか?」
「え、知らない?今から呼ぶから待ってて〜♪」
優佳は楽しそうに言うと、携帯を取りツナに電話をかけた。
『――もしもし。』
「ツナ、今ねツナに会いたい人がいるんだってさ!即来てね♪」
プツンッ、ツーツーツー。
『はっ?どういうことだ、おいっ!!……切ったな…。』
ツナはため息をついた。
「10代目?どうしました?」
「ああ、隼人。ちょっと家に忘れ物したから戻ってくるから。
あとは頼んだよ?(黒笑」
「分かりました!(汗」
ツナはそういうと、ボンゴレアジトから出て行った。
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――数分後。
「優佳っ!誰だよ、オレに会いたいヤツってのは?」
ツナは玄関のドアを開けながら尋ねた。
「おー早いねツナ!コイツだよ、コイツ。」
優佳はイス代わりにしている男を指差した。
「は?誰だよソイツ。」
「さぁ。知らない。」
「……はぁ?」
「……自称強盗だって。」
「こんな低脳が?」
「その上ひ弱だしねー。」
ツナと優佳は問答していた。
「ひっ…、つ、ツナというのは、
沢田綱吉だったんですかっ!?」
そこで男が悲鳴に近い声を上げた。
「そうそう。ていうか、コイツ処理してよ。」
「ったく、お前は何でオレの仕事を増やす真似するわけ?(黒笑」
「……気のせいだよ?」
優佳は苦笑を浮かべていた。
「仕方ないな。ほら、報酬は?」
「〜〜っ、バカッ!!」
優佳は恥ずかしそうにいうと、ツナの唇にキスをした。
「ごちそーさま♪おい、行くぞ。」
ツナはニヤリと笑いかけると、男を連れて行った。
「ヒィィィ…!」
その後、強盗はツナの部下もといパシリとなりました。
――おまけ。
「優佳さんっ!僕はあなたのことを諦めませんからぁぁ!!」
「いやだぁぁ!誰か助けてよぉぉ!」
なぜか強盗だった男は優佳に惚れてしまい、
毎日告白しているが振り向くことはなかった。
「私に任せなさい。ハァッ!」
「すごいすごい髑髏ちゃん!」
「こんなの朝飯前よ。」
「「「「(何か哀れだな……。)」」」」
「ぞれでもっ…僕はっ……!」
「ゾンビかぁぁ!」
バキッと男を殴った優佳。
「はぁ、今日も賑やかだな。」
「まったくだな。」
ツナとリボーンはため息をついたのだった。
end..
⇒あとがき、