▼School Life..

□03
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「校外10周走れ!!」



ハローハロー、あたし麻央!



今何をしてるかって?



運動場で体育の授業を受けてるんだよー。




しかもいきなり校外10周とか…シビアだな。




「誰に話しかけてんの?」




うっぎゃあああああ!?



「色気のない叫び声だな。」




ため息をつきながら呟く人はツナ。




「うるさいっ!あと心読むなぁぁぁっ!!」




もうっ、デリカシーないのかコイツ!




「おい、喋ってんじゃねぇぞコラッ!」




麻央とツナの会話に気づき注意する体育担当のコロネロ。




「すいませんでしたー…。」



「はいはい。」



呟く2人。




「男子はあっちで女子はここだぜコラッ!」



コロネロの言葉に男子は向こうに集まり、女子はここに集まって行く。



「…みんなそろったな?今から校外10周走れ!」




……そりゃないですよ、美人教師。




女子はいつものことなのか、慣れたかのように走り始める。




「(すげーな…。うん、絶対女子みんな根性あるよ。

校外10周はきついかもだけど、運動神経がいいからマシだけどね。)」




麻央は感心しながらも自分のベースで走り続ける。




数分後、走り終えるとまた集まる女子たち。




「次は100mを計るぞ。」





……ま、これは普通だよね。





「ちなみに今日は30本だぞ。」




何でええええっ!?30本っ!?




それじゃ3キロ走ってるようなもんだよ!?




「30本ね。だるいわ。」




「サボりたいけど仕方ない…。」




「前よりは減っていますね。40本走らせたんですし。」




女子達がそれぞれ呟く。



「Σ40本も!?」



麻央は吃驚しながらも呟いた。




「えぇ、40本も走らせましたよ。」




その人――アーデルハイトはきっぱり、と言い放す。



「うわー…ていうか、いつもこうなんですか?」



麻央の問いにアーデルハイトはこくり、と頷く。










「ええ、最悪の場合10キロ走らせることもあります。」







Σどんだけ走らせる気なんだよおおおっ!?(汗
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