▼School Life..
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「次は風呂と食堂を案内する。1階に降りるよ。」
そういうとエレベーターへ行きボタンを押すツナ。
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「ここが食堂ね。作ってくれる人はチェルベッロというヤツ。
あんま関わらなくてもいいけどな。」
呟くように言いながら食堂の前に立つツナと隣で説明を受ける麻央。
「チェルベッロ?ふぅん……。」
「次は風呂場だね。戻るよ。」
そういうと風呂場へ歩いて行く2人。
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「うわぁ…広いっ!!」
「ここが風呂場ね。当然だけど男女に分かれてる。」
当たり前ですよ綱吉君!?分かれなかったら大問題ですからっ!!
「…そうだ、ここも覗かれないようになってるよ。リアルに弾飛ぶしね。」
「えええっ!?弾!?何で!?」
「っても気絶弾だけど。覗こうとした人を管理人が見つけると作動してもらうんだよ。
これで女子も安心して風呂に入れるだろ?」
「うーむっ…、確かにね!」
ツナの問いにこくっ、と頷く麻央。
「…もう、そろそろ夕食の時間かな。食堂に行こうか。」
そのとき、ツナがやんわり、と微笑んでくれた。
絶対、作り笑いじゃなくて、心から微笑んでいるような――。
「…ツナ、微笑んだ、ね。」
ふふ、と笑いかける麻央。
麻央の言葉に我にかえったのか、
「……は?気のせいじゃん、馬鹿じゃん。早くしないとおかずなくなるよ?」
そういうと麻央を置いて食堂へと向かった。
「ちょちょっ、置いていかないでよー!!」
麻央も小走りで食堂へと向かった。