▼School Life..

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キーンコーン……。


「じゃ、授業はここまでだぜ、コラ!」


コロネロ先生がそう言うと教室を出た。


「よし、昼飯!」


麻央はルンルンな気分で食堂へと向かった。


「ん、あれは…野猿!」


「…ん?あっ………麻央じゃねぇか。」


「今の間は何ですか?」


廊下にいたのは、野猿だった。


「気にすんなよ。」


「まぁいいや…そういや、兄貴たちは?」


「ああ、先に行ったぜ。オイラ寝てたしな。」


「確かによだれのあとある。」


「マジかよ!?」


野猿は慌てて口元をぬぐう。


「ごめん嘘。」


「……………。」


騙されたのが気に入らないのか黙ったまま麻央を睨みつける野猿。


「ご、ごめんって!睨まないで!?」


すっごい怖いからそれ!眼力だけで殺せそうだから!さすがマフィア学校だな!


「今回は許してやってもいいぜ?うん。」


「(うんって…。)それ、某漫画キャラと被ってたような…。」


「マジかよ!?うん!……あ。」


「…もう名前さ、野ダラでどう?」


「嫌だよそんなん!ってか早く行かねーと混むぜ!?」


野猿は麻央の返事を聞かずに、麻央の手を引き走り出した。


********************************


――食堂。


「ぼちぼち混んでるな…しゃらくせぇ。」


「昼休みだしね…。」


「オイラは屋上な気分だけどお前は?」


野猿は麻央に向かって尋ねた。


「うーん…屋上で食べたいな。」


「よし、そうと決まったら屋上に行こうぜ!」


「よっしゃ!はよ行こ行こ!」


「とりあえず落ち着け麻央。」


「野猿もな。」


きゃっきゃっと騒いだあと、落ち着くよう突っ込む野猿たち。
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