▼School Life..

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「ん…ふわぁ、もう今日かぁ…。」


眠たそうな目をこすりながら時計を見る麻央。


「………えっと、これは…遅刻じゃんかァァ!!」


短い針は8をさしていた。つまり現在8時と言うわけだ。


「もうぅ!何回目だよこんちくしょぉぉ!!」


麻央は今までに遅刻をしたことないものの、ギリギリセーフは何回もしていた。


すばやく身支度を済ませ、かばんを持ち食堂へと向かった。


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「麻央様、おはようございます。もうすぐ閉まりますので…」


「分かった分かった!マッハで食べるから!」


チェルベッロとの会話を済ませると、


パンを取り皿にのせ、紙コップに入った水を取りテーブルへと向かう麻央。


「もぐもぐ…まっはふ(まったく)…!
ごっくん、いてきま!」


「行ってらっしゃいませ。」


水を飲み干すと、皿を放置して食堂をあとにした。


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「(――ん、そういや朝から生徒たち見てないなー…。先に行ったのかな。)」


ふと思い出したのか、心内で呟く麻央。


「あの……。」


「はい?」


振り向くと、男が遠慮がちに声をかけていた。


「えっと…、コンビニの行き方が分からないんですが…。」


「お願いっ、腹ぺこで倒れそうなの、こいつが!」


「オレかよォォ!いやっ、腹減ってるんですよ〜!」


後ろにいる女と男が、コントらしきやり取りをしていた。


「それはいけないね!えーっと、ここを真っ直ぐ…、」


「スミマセン、僕ら頭悪いので…。一緒に行ってくれますか?」


「今から?」


携帯を取り出し時間を確認する。


「(ん〜…、送ったあと走ったら間に合うかも…。)
いいよ、一緒に行こうか。」


麻央は笑顔で言うと、3人と共にコンビニへと向かった。


「――ん?麻央…?」


「…ツナ君?どうしたの?」


麻央から離れたところで登校するツナと炎真がいた。


「いや…、麻央が見えた気がしてさ。

まぁ麻央が他の人と出歩くとか、
あんまりなさそうだから気のせいだろうけど。」


「……そうかな。ツナ君が言うならいいけど。」


「……さっ、早く行くぞ。

(…あっちの方面ってコンビニだったよな…。
昼飯でも買うつもり?)」


チラッと麻央を見ながら、ノンキに考えていたツナ。
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