東方真陽空
□幻想世界の夜
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「うぅ……ここは…?」
目を開けると、天井が見える。
俺は…無事なのか?
徐々に今ここで寝ていた前に起こってきたことを思い出してきた…
たしか事故にあって、目の前で…
「…!父さ…!!」
起き上がろうとするが、何故か右手が激痛に教われ動けない。
寝ている体勢のまま、右腕の方を見ると、包帯が巻かれており、さらに。
「………誰だ…この子…」
右腕に黒髪の男の子が抱きついているのだ。
寝ている様子だったため、起こさないように右腕をその子から救出させてから、軽く叩いてみた。