兎の詩

□赤の詩
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其れは絵の具の色
僕の一番大好きな色


其れは夕日の色
夜の始まりを告げる色


其れは貴女の色
貴女の躰を駆け巡る色

【アカ】は
時に悲しく、
時に優しく、
時に厳しく、
時に寂しく僕等のセカイに侵入してくる。

嗚呼、どうして。
セカイは一つの色だけでもこんなにも沢山の種類が有るのだろう?

此の沢山の色の中で僕は
僕だけのたった一つの色を見つけることが出来るだろうか。

僕は未だ悩んでいる。
 

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