兎の詩

□機械兵器〜ニンゲン01〜
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学校に通い、先生に刃向かわないように《教育》される。


テレビは悪いニュースをさも残虐な事件が起こったかのように誇張して《放送》する。


お母さんは僕を《思い通り》の人間に育てようと一生懸命だ。


毎日、生きて。

言いなりになって。

やっと気付いた。



「僕は機械兵器だ。」



使い回しの利く《キカイ》なのだ、と気づいてしまった。


都合の良い時ばかり、良いように使える《道具》なのだ、と。


確かに僕は僕なのに、皆は"僕"を見てくれない。


どうした事だろう。




僕はいつから廻りとなんら大差ない、機械兵器になったんだ?







僕は一体、誰なんだ?

僕は一体、誰の代わりだって言うんだ!?

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