お嬢様は探偵さん 壱

□お嬢様は探偵さん
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刹那がカウンセラーに行くのはこれで5回目。





香が死んで一ヶ月以上が経ったのだ。





いつも通りにカウンセラーを受ける。






「ねぇ、ここは休憩所じゃないのよ?」






中年の女性は呆れた顔で言った。






『....香は死んだ...。』






刹那はポツリと呟いた。






今日も聞けるとは思っていなかった刹那の声に女性は驚いた。







少女の声は鈴の鳴くような可愛らしい声をしている事に女性は初めて気付いた。













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