お嬢様は探偵さん 壱
□お嬢様は探偵さん
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刹那は校長室に向かった。
特に理由はない。
あえて言うならば、校長室のソファーが気に入った。
ノックをして、部屋に入る。
『暇ー。』
校長室に入るなりそう言った。
「今授業中のハズなんだけど...。」
そう言って溜息を吐く金色。
『うん、そうだね。だから?』
刹那はソファーに寝そべる。
完全にリラックスタイムである。
「教室に行きなさい。」
ミナトはそんな事を言ったって、刹那が言う事を聞くとは思っていないが、教育者として指導せざるを得ない。
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