お嬢様は探偵さん 壱
□お嬢様は探偵さん
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それに対して刹那は全く逆で、ニコリとも笑わない。
『僕様ちゃんは水無月刹那。これからお世話になります。』
刹那は手元にあった鞄から包みを取り出し、ミナトの前に出しだした。
「ありがとね。」
ミナトは嬉しそうに笑った。
その顔が先程ここまだ案内してくれた金色の少年と重なった。
刹那は控えめに口を開いた。
『一つ、いいですか?』
そして刹那は言葉を続ける。
『うずまきナルトは貴方の身内の人間ですよね。』
聞いていいかと尋ねた言葉は疑問系ではなかった。
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