お嬢様は探偵さん 壱
□お嬢様は探偵さん
3ページ/5ページ
両手を顔から退かし、右手にいるシカマルを見る。
『ん、なんとか大丈夫。ちょっと寝不足なだけ...。』
そう言って苦笑する。
「なんかあったら言えよ?友達なんだかんな。」
ばつの悪そうに視線を逸らしながら言う彼の頬は僅かに赤い。
照れているのだ。
刹那は一瞬キョトンとし、口元を緩ませた。
「何ニヤニヤしてんだよ。気持ち悪りィ...。」
シカマルは刹那をからかう様に言う。
『なっ!?失礼なっ!!』
刹那は頬を膨らませ、シカマルを睨む。
.