お嬢様は探偵さん 壱
□お嬢様は探偵さん
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刹那は予め用意しておいた上履きを鞄から出し、教室に向かった。
刹那が教室に入ると黙って睨んでくる女子。
わぉ!
僕様ちゃんって有名人!
刹那は睨んでくる女の子達も気にせず、席に着いた。
きっとノートとかにカッターの刃が挟まっているんだろうなぁ。
もしかしたら教科書やノートに落書きがあるかも。
そんな期待しながら恐る恐るノートなどを出す。
刹那の期待を裏切らないノートと教科書。
刹那はあまりにも自分の予想していた通りのイジメ方に、誰にも気付かれないように下を向き、口角を上げた。
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