闇夜に咲き乱れる罪色の椿姫 弐

□闇夜に咲き乱れる罪色の椿姫
1ページ/3ページ










夜...。



神姫は木の枝の上に座り、帰宅途中であろうある人物を待ち伏せしていた。



その人物はうちはイタチ。



あたしがイタチを選んだのには理由がある。



唯でさえうちはというだけで疎外されるのに、実力が彼の同年代とかけ離れている為、イタチは一人でいる所をよく見かける。



元々一人でいる方が楽なのだろう。



しかしだからと言って集団行動が出来ない訳ではない。



プライベートに関しては、そのルックスからか、実力からか女の子には人気がある。



まぁ、本人は自覚ないみたいだけど。



その所為で周りから...主に男から妬まれる事も度々。



暗部の任務ではお面で顔が見えないからと色々やられている。



ナルト程ではないが、嫌がらせをされている。



言い返せば状況が悪化すると分かっているから何も言わないのだろう。



だから無視を決め込むんだ。



嫌がらせを受けていると助けを求めない。



その行動がナルトと似ていると思った。



手を差し出そうとすれば、そうされる前に先に立ち上がる。











.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ