短い物語
□永遠にその日まで
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あの人は、俺の頭を撫でながら言った。
「銀時、もし私がいなくなったらどうします?」
俺は首を傾げながら、考えてたけどすぐに顔を上げて答えた。
「せんせいがもどってくるまでまつ!!」
「戻ってくるまで、ですか・・・」
「うん!せんせいがもどってきたらわらいながらおかえりっていうんだ!!」
あの人が哀しそうに苦しそうに笑った。そんなことがあった数ヵ月後・・・。
「しょ・・・しょうようせんせぇ――!!」
あの人の赤い血が俺達の体を濡らし、首が飛んだ。
――――――松陽先生は、死にました。
そう、松陽先生は死んだはずだった。だけど・・・・・・・・・・・。