捧げ物

□HAPPY・BIRTHDAY!!
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「「ハッピーバースデー!!」」

僕が買い物から戻ると色鮮やかな紙といっしょにお祝いの言葉が聞こえた。

「驚いたあるカ?サプライズネ!!」

神楽ちゃんが少し照れたような表情で笑った。
そうだ、今日は僕の誕生日だったんだ。
去年は完璧に忘れられていたからな〜。
今年は僕が自分の誕生日を忘れてしまったようだ。

「今日はオメーが好きな寿司だぞ。
沢山食っとけ。」

「銀さん・・。」

嬉しそうに僕は銀さんと神楽ちゃんの後についていった。

「「「「HAPPY BIRTHDAY!!」」」

「わぁ・・・」

居間に着いた瞬間、僕は目を見開いた。
居間には、お登勢さんたちや新撰組の皆さん。
日輪さんもいるし、他にも沢山の人が居た。

「なにぼけっとしてるだ。
ほれ、プレゼント。」

そういうと銀さんは懐から薄い何かを取り出すと僕に渡した。

「!これってお通ちゃんの新曲のCDじゃないですか!!」

僕が嬉しそうに叫ぶのを堺に沢山の人が僕にプレゼントをくれた。
マヨネーズだったり、アイマスクだったり個性的なものもあったけど。

「あの・・・皆さん。」

「「「「?」」」」

僕が皆さんに呼びかけると静まった。

「あの・・・・。今日はとても楽しいです!!ありがとう!!」

皆は一瞬、顔を見合わせると言った。

「「「「どういたしまして!!」」」」











       父上、やっぱり誕生日はいいものですね。
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