華鬼

□大切な者
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『・・・。』

さっきから神無は竜希に添い寝している

自分の子供なのに嫉妬はよくないと思うが竜希がうらやましい

「神無・・・」

『ん・・・』

神無は笑顔を見せた

どんな夢を見ているのか・・・

「・・・・・・・」

『・・・竜希・・・』

「?!」

夢の中まで竜希が出てきている
とゆうことは華鬼も出てきているはずだ

華鬼は自分の名前を呼ばないか期待していたが神無は何も言わなくなってしまった

舌打ちをし華鬼は竜希をどかそうかと考えた

だが、幸せそうな神無と竜希を見るとこのままにしておこうかとも思う

水「華鬼ー」

「・・・なんだ」

水「あれ、なんか不機嫌?」

当たり前である
穏やかに自分の妻と子供を見ていたのに雰囲気が台無しである
華鬼はまたも舌打ちした

水「僕帰った方がいい?」

「・・・・」

客を追い返すというのはなんだか複雑である
昔は普通に追い返していたが

それに水羽の性格上帰れといってもここにいるだろう

「好きにしろ」

水羽はにっこり笑い外に出て行った

「神無」

『華鬼・・・』

華鬼は今までにないくらい穏やかに笑い神無に口づけた

「神無」

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