華鬼
□ベタ惚れ注意報
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水「真白」
『あ、水羽!!』
真白は水羽を見るとうれしそうに笑った。
水「(かわいい・・・)なにしてるの?」
『ただ何となく座ってるだけー』
水「帰ろうよ」
『うん!!』
水羽は横に置いてあった真白の荷物を持ち、歩き出した
真白もあわててそのあとを追った
『水羽、荷物』
水「平気」
『でも・・・』
水「真白も抱き上げて帰れるよ?」
『///水羽っ!!』
水「これくらい大丈夫だから心配しないで」
『あ、ありがとう』
水「ん。どういたしまして」
『水羽。』キュッ
水「どうしたの?」
水羽は平然と答えているが真白が子供のようにコートの裾を握っているので心臓はバクバクである
『・・・さむい』
水「え?」
『コートね、貸しちゃったの。』
水「え。なんで?」
『うん・・・』
真白は曖昧な返事しかしない
水羽はため息をつき真白を抱き寄せた
水「帰ること、ちゃんと考えないとダメだよ?」
水羽は真白の耳元でそう囁いた
するとみるみるうちに真白の耳が赤くなった
きっと顔も赤いのだろう
水「・・・っ」
水羽は理性が押しとどめられなくなりそうになった
『水羽?』
なんとかとどめ水羽は真白に笑顔を向けた
水「帰ろう」
『どうしたの?』
水「なんでもないよ」
『心配なことあったら言ってね?』
真白はにっこりと笑った
水羽も笑い返し真白に口づけた
水「ありがとう」
二人は笑い会いながら歩いていった