薄月鬼

□第一話
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西暦二千十三年
京都市市内

うさぎ【やっば!寝坊しちまった!】

?【あ〜うさぎ!!やっときた、ほら行こう。】

?【うさぎちゃんも平助も遅すぎ、ホームルーム始まるよ?】

?【おっはよ!うさぎ、泉水、平助】

?【あ、うさぎちゃん、泉水。平助君、桃火ちゃん。】

うさぎ【お、平助じゃねえか、久し振りだな。】

あれから半月あまり 姉貴を看取りに京都に帰ってきた時はまさかこっちの学校に通うことになるなんて考えてもなかったけど

?【山南生徒会長!文化祭の実行委員決まった?】

?【文化祭?あ〜実行委員の選考も考えないと】

そうだな…
言われてみると文化祭まであと2カ月もない実行委員、やるかな…


桃火【山崎さん、実行委員やってみない?文化祭まで後1ヶ月半よ、まこちゃんにメールしといてね其と手間だけどその子も実行委員に立候補させようよ】

うさぎ【…え?】

友梨香【そうですけど生徒会長、立候補なら私と未木だけでも】

桃火【山崎さんのみの立候補だと落ちる可能性があるのでうさぎちゃんも同伴で】
友梨香【あたしが実行委員に立候補し、落選が決まると同時にうさぎに投票し当選させろ。と】

嘘だろ、俺を実行委員にするために
山崎を落選させるなんて

桃火【ああ、もちろん友梨香ちゃんが当選するとは思いますが、生徒会からの立候補生が少ないのもそうですが】
友梨香【たしか、土方うさぎちゃんよね。よかったら、体育祭の実行委員立候補してみる?】

うさぎ【ああ、あたしに任せて。】

とは言ったもののまえの学校で文化祭の実行委員やらされて以来やってねえし
あたしにつとまるか解んねえがやってみよう
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