薄月鬼 華封緑
□第四話
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【平成二十五年八月】
先日の一女、祐樹との別れの後俺は部屋で一人落ち込んでいた
左之助【ごめん。ちょっと来てくれ。】
うさぎ【お、おぅ!なんだよ】
左之助【うさぎに客さんだよ。】
俺に客?
光か…まさかな。
左之助【来たら解る取りあえず来いよ】
うさぎ【う…うん!】
幹部皆そろってやがる
光【よ。久し振り!うさぎ】
うさぎ【光じゃん!元気そうだな。よかったぜ!なんで此処に?】
光【俺な、お前迎え来た。】
うさぎ【そうか、それなら千鶴から連絡在ったよ?】
光【スモールレディから連絡が在ったなら話は早いな】
君菊【取りあえず未来の月に帰りましょう、クイーンがお待ちですよ、プリンセスセレニティー】
ほたる【それならまあ解ってるわよ、でもねうさ姉が未来に戻るなら私達もいくよ。クイーンセレニティーもそれなりに大切な事柄を伝えたい筈だからね。】
うさぎ【俺からも頼むよ、光!】
光【……だな今から事情話すよ、お前等、千景を知ってるよな】
左之助【彼奴は、池田屋、禁門の変、二条城……沢山の場面で俺達を助けてくれた中間だ。度々援護して貰ったぜ】
光【だよな、千景や匡、九寿はスモールレディ、轢いてはプリンセスセレニティーの護衛の為に未来から此方の屯所に来たことは解ってたわけか】
うさぎ【当たり前だろ、それぐらい桃火にだって解るぜ】
桃火【ええ、それは以前葵から聞きましたよ】
光【彼女たちも新撰組隊士だったんだな、だったら話早ぇな本来の名前は光我夜天ってんだ】
君菊【あたしは代々キンモク星のプリンスにお仕えする忍びの者です】