薄月鬼 華封緑

□第八話
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【平成25年9月】


咲妃【一女はねうさの命を受けてカレン先輩の手伝いに出ていたのよ】

美月【そうか、一女ちゃんはずっと先輩のサポートしてたんだな…】

一女【…あたしはこの半年御所護衛を任され受験勉強と両立していたわ。カレン先輩達は新撰組に対して明らかなライバル心をたぎらせてるみたいね】

うさぎ【カレン先輩、酷い。未来の月の信頼まで低下させる気ね、羅刹組の存在を公表する気みたいね】

咲妃【その為に薩摩を仲間に迎えたのよカレン先輩はね】

げ…かなりやばいことになりやがったな。
カレン先輩は…油断ならないからな…

一女【それにもまして赦せない事態が…伊東派は新撰組局長いたぶり計画…言わば虐めをもくろんでいるみたいね】

美月【嘘だろ…なんで咲妃先輩が…】

うさぎ【伊東派の奴らは何としても咲妃先輩を苛めたいみたいだな許せねー。おまけに阪本龍馬リンチ事件のことも】

未木【なんかそれあたしの所為にされてるようね】

うさぎ【聞いたなら早いな。その情報をネットに書き込んだのも伊東派の奴だ】

未木【伊東カレン…羅刹組を公開するだけでなく、咲妃先輩まで傷つけようなんてね…させない…】
うさぎ【残念だけどカレン先輩には消えて貰わなきゃ】

咲妃【そ…うね…仕方ないわね】

うさぎ【まずカレンを咲妃さんの実家に呼び出しその後カレンを毒殺…その遺体を利用して伊東派の奴らをおびき寄せる…伊東派のほうは未木 永倉、おまえ等に任せる】

と、その時泉水が現れ【で、うさぎ、あたしは誰を殴ればいいの?】と問いかけてきた

俺は【泉水、あんたは受験控えてるのよ…勉強に専念して頂戴】とつづけた。
それに対して泉水は【怨むわよ…うさぎ】と言っている

千鶴【…一女お姉ちゃん】

一女【伊東派もこれで終わりね、平助を連れ戻すなら此がラストチャンスよ】

千鶴【祐希ちゃん…】
その頃…うさぎの部屋では

カレン【本当に何時までも攘夷だなんだほざいてらんねえ事態になっちまったな薩摩も長州もこんな状態じゃ外交的にも進まねえと気づいたみてえだ】


咲妃【へぇ。まあそうよね…例えばどんな感じ?】

カレン【だよなぁ…例えばインターネットサーバーだな。諸外国のサーバーを経由し色々な情報をかき集めてくる特に外交的な内容だな。】

うさぎ【ふぅん…咲妃先輩、これはあたし達も色々と思考し直さなきゃね。】

カレン【だろ.だろ!おまえ等も大局みてろよ!】

咲妃【えへへ、そうよね。】
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